1年の中でも汗をかきやすい8月は、痩せやすい時期のようなイメージがあるのではないでしょうか。
しかし、実は8月は太りやすい季節だといわれているのです。
こちらの記事では、8月が太りやすいといわれる原因と、太らないための対策について紹介しています。
「汗をかくということは、痩せやすいに違いない」とお考えの方にとっては、8月が太りやすい時期だと聞いてもピンとこないかもしれません。
しかし、8月は1年の中でも太りやすい時期といわれ、それには納得の理由が存在しているのです。
8月は外気温が高くなるため、体温維持のためにエネルギーが使われることはほぼないといわれています。
ということは、基礎代謝量が自然に落ちるということで、使われるエネルギーが少ない分、使われないエネルギーは皮下脂肪や内臓脂肪として体内に蓄積される恐れがあるのです。
なお、汗をかけば体内の水分量は減りますが、汗をかくだけで消費エネルギーが増えることはないといわれています。
つまり、消費エネルギーを増やさない限り、痩せることは難しいということです。
外気温が高いと、それだけで外出が億劫になり、室内にこもることで運動不足になります。
すると、消費エネルギーが減り、いつも通りに食事をしたとしても、太りやすくなる恐れがあります。
8月には、そうめんやかき氷、アイスクリーム、ビールなど、体を冷やす飲み物や食べ物を摂る機会が増えませんか?
これらの食品は、体を冷やす対策として役立ちますが、あまり摂りすぎると内臓の冷えにつながり、下腹部を中心に皮下脂肪や内臓脂肪が蓄積されやすくなる恐れがあります。
つまり、体を冷やすことで太りやすくなる可能性が高くなるということですね。
8月は太りやすい時期ですが、日常生活に注意を払うことで、痩せやすい体づくりをすることは可能です。
それでは、8月に太らないための対策3選を紹介します。
気候によって代謝が落ちているときには、無理なダイエットをしてはいけません。
それは、無理なダイエットでカロリー摂取が極端に減ると、ますます代謝機能が鈍って太りやすくなる可能性があるからです。
食事の量を無理に減らすのではなく、体を冷やす飲み物や食べ物を控える、糖質が多い食品の摂取量を減らすなどの工夫をしましょう。
暑いからといって体を動かさずにゴロゴロしていると、ますます代謝機能が衰えて太りやすくなる可能性があります。
また、冷房で体が冷えすぎることも代謝機能の低下につながることがあり、やはり太る原因になってしまう恐れもでてきます。
これらの対策としておすすめしたいのは、室内で行える軽いストレッチなどを習慣にして、消費エネルギーをなるべく増やすということです。
軽いストレッチであっても、毎日続けることで筋肉量が増えてくれば、それに伴い基礎代謝量も増え、「痩せやすい体に一歩近づくことができる」といわれ、おすすめです。
8月には偏食に注意しましょう。
たとえば、朝と昼は冷たいそうめん、夜は冷やし中華など、夏には栄養が偏りやすい食事をしがちですが、食生活の乱れは代謝機能の乱れに、つながるといわれています。
このような事態を避けるには、摂取カロリーに注意しつつ、なるべく多くの栄養素を食品から摂ることが大切です。
暑さで食欲がないときには、サプリメントから栄養素を摂るというのもひとつの方法です。
今回は、8月に太りやすい理由と、8月に太らないための対策について紹介してきました。
汗をかきやすくなる8月は、何となく痩せやすい季節のように思えるかもしれません。
しかし、汗をかいただけで消費エネルギーが増えなければ、「痩せるようなことはない」といわれています。
8月に太るか否かは、食生活や運動習慣にかかっていますので、冷たい食品ばかりを摂らない、偏食をしない、運動不足に注意するという点に注意して、太りやすい8月を上手く乗り切りましょう。