3月は、少しずつ日中の外気温が上がり始め、春の訪れを感じさせる日が増えてきます。
春の訪れは私たちにワクワク感をもたらしますが、その一方で、季節の変わり目ならではの肌トラブルも起こりやすくなるのです。
こちらの記事では、季節の変わり目に多い「ゆらぎ肌」の原因と対策について紹介しています。
ゆらぎ肌は大きく3タイプに分かれており、「乾燥肌タイプ」「吹き出物タイプ」「敏感肌タイプ」に分類されるといわれています。
それでは、ゆらぎ肌の原因について紹介しましょう。
2月~3月にかけては、気温や湿度が大きく変化する時期といわれ、その変化に肌がついて行けず、一時的に乾燥肌や敏感肌になったり、皮脂分泌が増えることで吹き出物肌になったりすることがある可能性があります。
また、紫外線の放射量が増え始めることで肌がストレスを感じると、それが引き金となってゆらぎ肌になることもあります。
日中はポカポカ日和、夜間には気温が急降下するという日々が続くと、自律神経に乱れが生じて皮脂が過剰に分泌される恐れがあり、トラブル肌に繋がる可能性があります。
また、自律神経の乱れで血行不良が起こると、肌細胞が必要とする栄養成分や酸素が行き届くスピードが鈍り、乾燥肌や敏感肌になることもあるといわれています。
普段から油分や糖質が多い食事をすることが多いと、皮脂分泌量が増えたり、糖化が起ったりする恐れがあります。
特に、年末年始に偏った食事を続けてきた方は、肌の調子が急に悪化することがありますので、この場合では直ちに食事の内容を見直す必要があるでしょう。
日中は暖かくても夜間の気温が低いと、知らず知らずのうちに睡眠不足になっている恐れがあり、この状態になると自律神経の乱れによる免疫力の低下が起こり、敏感肌になる可能性もあります。
ゆらぎ肌はいくつかのタイプに分類されるといわれ、それぞれに行うべき対策方法は異なります。
それでは、タイプ別。ゆらぎ肌改善対策を紹介していきます。
乾燥肌タイプのゆらぎ肌は、高い温度のお湯で洗顔しないことと、洗顔後にしっかりと保湿ケアをすることを心がけてください。
特に洗顔後にツッパリ感がある、肌が硬くなったように感じる、メイクのノリが悪い場合では、乾燥肌が進んでいる可能性がありますので、高保湿成分配合の基礎化粧品でのケアを行うことが大切です。
吹き出物タイプのゆらぎ肌になったときには、食生活に注意を払いましょう。
特に油分が多い食事を摂る機会が多かったり、油分や糖質の含有量が多いおやつを食べる習慣があったりする方は、一時的でも良いので、ひとまずその食生活を見直してみてください。
その代わりに、ビタミンCの含有量が多い緑黄色野菜や果実の摂取量を増やしましょう。
ビタミンCには皮脂の分泌量を抑える作用がありますので、吹き出物タイプのゆらぎ肌改善に役立ちます。
敏感肌タイプのゆらぎ肌は、バリア機能がかなり低下している状態だと考えられますので、強い洗浄成分を配合したクレンジング剤や洗顔料の使用を避けましょう。
肌への負担が軽いという意味では、クリームタイプもしくはミルクタイプのクレンジング剤がおすすめです。
また、バリア機能を高めるケアを心がけましょう。
今回は、季節の変わり目に多い「ゆらぎ肌」の原因と対策について紹介してきました。季節の変わり目には、自律神経の乱れや睡眠不足などにより、肌のコンディションが崩れやすくなります。
まずはご自身のゆらぎ肌タイプを見極めて、肌コンディションの改善に努めてくださいね。