秋は昼夜の寒暖差が激しい時期で、寒暖差による不調が増えると言われています。
今回は、そんな不調の中の1つである「肩こり」について、ご紹介していきましょう。
秋の昼夜の寒暖差は自律神経に悪影響を及ぼし、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで、めまいやふらつき、睡眠障害などのトラブルが起こりやすくなると言われています。
また、自律神経の乱れは肩こりの原因になるともいわれていますが、実は、秋に起こる肩こりは、別の理由で起こる可能性もあるようです。
外気温が急激に低くなると、知らず知らずのうちに体に力が入り、筋肉が硬くなることで血液の循環が悪くなる恐れがあります。
また、デスクワークなどで長時間同じ姿勢で過ごすことも血行不良と肩こりの原因になる可能性があります。
デスクワーク中に肩こりが気になり始めたのなら、一度席を立ってストレッチなどで筋肉を伸ばしましょう。
それによって血液循環が改善に向かえば、肩こりの悪化を防ぐことができると言われています。
秋に入ると北風を感じる日数が増えるため、慌ててコートを出すことがありますが、このコートの重みで肩こりが起こることは、ありませんか。
肩はまだコートの重さに慣れていないため、重みが負担になってしまい肩こりを引き起こしやくなると言われています。
血行不良を改善する方法としてオススメなのは、熱すぎず浸かっていて心地よいと感じる温度のお風呂で、ゆっくりと体を温めることです。
入浴では全身をくまなく温められますので、血行不良の改善に役立つと言われています。
なお、お湯に浸かる時間は10~15分程度が良いとされていますので、ぜひ参考にしてください。
また、20分以上お湯に浸かっていると乾燥肌になる可能性がありますので、注意しながら入浴することを心がけましょう。
運動不足は血行不良の原因になる可能性があると言われています。
しかし、屋外の気温が低いと、なかなか屋外で運動をしようという気持ちにならないかもしれません。
そのようなときには、ひとまず屋内で行えるストレッチなどから始めて、外気温がやや高い日の日中を狙って、屋外での運動にチャレンジすると良いでしょう。
運動を長続きさせるコツは、「とにかく無理をしない」ということですので、まずはご自身のペースでできる運動から始めてみて、少しずつハードルを上げていくことをおすすめします。
今回は、秋に肩こりが起こりやすい理由と、肩こりが起こった際の対処方法についてご紹介してきました。
急激な気温の変化による血行不良で肩こりが気になってきたのなら、まずは血行不良の改善に努めましょう。
そのためには、お風呂でゆっくりと体を温める、適度な運動を心がけるなどを実践することが大切です。