まだまだ残暑が厳しい季節ですが、この時期は食欲不振による栄養不足が起こりやすい季節です。
それでは早速、夏の食欲不振時に摂取すると良い食べ物を紹介していきましょう。
連日の暑さで体がだるくて動きたくない。
このような状態は”夏バテ”と表現されることがあり、その原因のひとつとして挙げられるのが食欲不振です。
では、夏の食用不振はなぜ起こるのでしょうか。
それでは、夏の食欲不振の原因や、食欲不振が起こった際に摂取すると良い食べ物を紹介します。
夏の食欲不振は、自律神経の乱れが原因の1つとして上がります。
自律神経には交感神経と副交感神経があるようですが、これらの神経は外気温の変化に敏感に反応し、外気温が急上昇する夏にはバランスを崩しやすくなると言われています。
すると、内蔵の働きが弱って消化不良が起こったり、食欲不振に繋がる可能性があるようです。
食欲不振が起こったら、体力維持や代謝機能の回復作用がある食品を務めて摂るようにしましょう。
紹介する食べ物は、どれも私たちの食卓でよく見かける種類ですので、ぜひ、夏の食欲不振回復に役立ててください。
夏の食欲不振で最も不足する可能性がある食べ物、それはタンパク質を多く含む食べ物です。
タンパク質は筋肉や細胞、血液などの生成になくてはならない栄養素ですので、少量だけでも努めて摂ることを心がけましょう。
特に肉類や魚類、大豆製品にはタンパク質が多く含まれていますので、積極的に摂ることをおすすめします。
なお、豚ヒレ肉などの赤身肉には、脂質の代謝を担うビタミンBIが豊富に含まれていますので、糖質過多による疲労回復にも役立ちます。
緑黄色野菜や果実に含まれているビタミンCには、タンパク質の吸収を助ける働きがありますので、タンパク質との同時摂取がおすすめです。
特にパプリカや芽キャベツ、キウイフルーツにはビタミンCが豊富に含まれていますので、積極的に摂取すると良いでしょう。
パプリカはマリネ、芽キャベツはスープ、キウイフルーツはデザートとして美味しく摂れますので、ぜひ参考にしてください。
海藻や枝豆にはミネラルが豊富に含まれています。
ミネラルの代表選手にはカリウムやマグネシウム、鉄などがあり、これらのミネラルは海藻類に多く含まれていますので、夏の食欲不振対策の食べ物として役立ちます。
食欲不振に陥ると、どうしても喉越しが良いそうめんなど、糖質の含有量が多い食事で済ませてしまうことがあります。
しかし、糖質を過剰摂取してしまうと、血糖値の急上昇によって食欲が抑制されて、食欲不振が長引く原因になると言われています。
そうならないためには、糖質の摂取量をなるべく控え、タンパク質やビタミン、ミネラルの含有量が多い食べ物を多めに摂ることが大切です。
そうめんや冷やし中華、アイスクリームなど、夏には冷たい食べ物が恋しくなります。
それはそれで仕方がないことではありますが、冷たい食べ物を摂りすぎてしまうと内臓が冷えて食欲不振が起こりやすくなるようです。
冷たい食べ物を摂るなら、続けて摂りすぎないよう注意しましょう。
油分は消化に時間がかかるため、食欲不振が起こっている際にはなるべく控えるよう注意してください。
それは、消化に時間がかかるということは、その分胃腸への負担が大きくなるということで、食欲不振を助長する可能性が否定できないからです。
特に揚げ物は思いのほか油分を吸っていますので、摂るなら少量ずつを心がけましょう。
今回は、夏の食欲不振の原因や、食欲不振の際に摂取すると良い食べ物、注意が必要な食べ物について紹介してきました。
普段なかなかバランスの良い食事を摂取するのが難しい場合は、サプリや健康食品で必要な栄養素を補いましょう。